令和7年度山形県公立高校入試状況(置賜地方)

◎令和7年2月21日(金)に発表された置賜地方の県立高校の志願状況

 以下の定員は推薦入試・前期(特色)選抜の合格内定者を除いた一般選抜定員です。

 米 沢 興  譲  館   

 ( 探 究 )   定員 80名 志願者 109名 倍率 1.36倍

 ( 普 通 )   定員120名 志願者 124名 倍率 1.03倍

 米  沢  東   定員112名 志願者 108名 倍率 0.96倍

 米 沢 鶴 城 

 ( 機   械 )   定員 62名 志願者  33名 倍率 0.53倍

 ( 電気 情報 )   定員 35名 志願者  10名 倍率 0.29倍

 (建築・環境)   定員 64名 志願者  36名 倍率 0.56倍

 (商業・会計)   定員 56名 志願者  51名 倍率 0.91倍

 置 賜 農 業

 ( 食料 生産 )   定員 35名 志願者  18名 倍率 0.51倍

 ( 農業 資源 )   定員 38名 志願者  16名 倍率 0.42倍

 南     陽   定員119名 志願者  42名 倍率 0.35倍

 高     畠   定員 69名 志願者  35名 倍率 0.51倍

 長     井   

 ( 探 究 )   定員 40名 志願者  44名 倍率 1.10倍

 ( 一 般 )   定員160名 志願者  87名 倍率 0.54倍

 長 井 工 業

 ( 機   械 )   定員 40名 志願者  14名 倍率 0.35倍

 ( 電   子 )   定員 37名 志願者  20名 倍率 0.54倍

 ( 福祉 環境 )   定員 37名 志願者  11名 倍率 0.30倍

 荒     砥   定員 35名 志願者  32名 倍率 0.91倍

 小     国   定員 20名 志願者   0名 倍率 0.00倍

 米 沢 鶴 城

 (総合・夜)    定員 40名 志願者  16名 倍率 0.40倍

 

 

  米沢興譲館の志願者は昨年より探究科が2名減り過去最低を更新し、普通科は48名増えており過去最多となりました。特に普通科が倍率1倍超えたのは、探究科ができて以来初めてのことです。米沢興譲館全体として定員を33名超えており、R3年度32名越え以来の厳しい状況です。

 長井は昨年より探究コースが7名増え、一般コースが35名減り、全体で28名減っております。長井は全体では定員割れの状況です。

 長井の探究コースは定員を上回っておりますが、一般コースが定員割れですので、成績が悪ければ第二志望になりますが、基本的に合格するはずです。よって、米沢興譲館以外は不合格者は出ない可能性が高いですが、昨年は定員割れでも、米沢商業で1名の不合格者が出ています。(倍率の意味参照)内申点が極端に低い(合計18点以下)の方は、定員割れでも不合格になる可能性があります。(下記参照)

 

※以下の入試5教科の点数はR5年度入試レベルを想定しています。

 数学の難易度が成績上位者ほど影響が大きいので、米沢興譲館の探究科だけボーダーラインが下がると思います。それ以外はあまり影響がないように思います。

 

◎米沢興譲館の志願者の方へ

 

 米沢興譲館は33名定員超えていますが、震災避難者の方がいる可能性がありますので、不合格者は33名より少なくなる可能性が若干あります。

(昨年は定員割れ、2年は9名、3年と4年前は5名が定員より多く合格しています。)

 

 探究科の合格の目安(ボーダーライン)は内申点40点で入試5教科合計370点(ただし、数学と英語の合計が140点以上であること)、普通科は内申点36点で入試5教科合計330点程度です。内申点が低い場合は内申点1点減につき、入試の点数を5点上乗せしてください。内申点の高い方は、内申点1点増につき、入試の点数を4点減じてください。

 長井高校の探究コース志願者が増えており、米沢興譲館の探究科の志願者が減っていますので、置賜地方の成績上位者の人数は例年とあまり変わらないように思います。また、探究科ではなく普通科を専願した人がとても多いことから、恐らく実力テストで350点以上とったことのない志願者が多数いると思います。そのため、倍率は高いのですが、ボーダーラインはさほど高くならないと推測します。ただし、ボーダーライン付近に多数の方がいますので、1点でも低いと不合格になる厳しい入試になるはずです。

 

最後まで、あきらめずに入試にのぞんでください。

 

◎長井の探求コースの志願者の方へ

 

 4名だけ定員を超えていますので、探究コースの合格の目安(ボーダーライン)は内申点36点で入試5教科合計320点程度でないかと推測します。内申点が低い場合は内申点1点減につき、入試の点数を5点上乗せしてください。内申点の高い方は、内申点1点増につき、入試の点数を4点減じてください。

 

◎内申点が極端に低い(合計18点以下)の志願者の方へ

 

 3月7日の入試では、入試5教科合計100点以上あれば問題ないはずですが、国語の点数が20点を下回ると不合格になる可能性が高くなります。国語ができない場合、高校の内容についていけないと判断させますので、20点以上とるように最大限努力してください。そのため、作文は必ず書いてください。内容はともかく、200字以上かければ、9点はとれますので、全力で作文を書いてください。尚、さすがに入試5教科合計50点未満ではどこにも合格できません。少なくとも入試5教科合計50点以上になるようにしてください。入試に面接がある高校の場合、面接が重要になりますので、面接でしっかり受け答えできるように練習してください。

 

 

※内申点の入試の点数への換算ですが、内申:入試=3:7の米沢興譲館、長井の場合、内申点1点につき4.8点、内申:入試=4:6の米沢商業の場合は内申点1点につき7.4点になりますが、内申点が低い場合は少し高めに、高い場合は少し低めに見ていた方がよいので、上記のような計算でみてください。

 

 

◎注意:ここの記載は、あくまでも過去の経験による予想ですので、今年の入試であてはまらない

    可能性があります。参考程度にお考えてください。