人はなぜ勉強するのか?
はじめに
一度は「人はなぜ勉強するのか?」、「なぜ勉強しなければならないのか?」という疑問をもったと思います。これらの疑問に対する解答例に納得できないことが多いと思います。なぜなら、世の中ある解答例は、「人はなぜ勉強すべきか?」、「なぜ勉強した方が良いのか?」という疑問の解答例だからです。
根本的に「人はなぜ勉強しなければならない義務があるのか?」という理由を以下に書いてみました。恐らく、今までの解答例より、納得いただけると思います。
人はなぜ勉強するのか?
その理由は「文字」があるからです。
「勉強する」とは、「文字を学ぶ」という目的のために行う行為なのです。「文字を学ぶ」とは、ひらがな・カタカナ・漢字・数字・アルファベットなどのただ文字を覚えることだけではありません。文字だけを覚えても、文字が表す内容が理解できなければ、文字を覚えた意味がありません。文字が表す内容が理解するために「勉強する」ことが必要なのです。
では、なぜ文字を学ぶのか?
その理由は人だけが文字を使った知識で行動を判断するからです。
動物や植物、微生物に至るまで、生物は動くか、動かないかを常に判断しています。人以外は、経験(遺伝情報を含む)と勘だけで行動していますが、人だけは経験や勘以外に文字を使った知識で行動ができます。文字を使った知識は、過去の人が経験したことを文字として残してくれた非常にありがたいものです。行動に迷うことがあれば、文字を使った知識があれば、どう行動すればよいか判断できる場合がほとんどです。よって、判断に悩むことが劇的に減るのです。
人にはなぜ勉強しなければならない義務があるのか?
もし、勉強しなければ、文字を使った知識で判断できなくなり、経験したことのないことは勘で判断することになります。その判断が間違っていれば、不幸な結果を招きます。小さな判断ミスであれば、判断ミスをした本人だけの不幸ですみますが、大きな判断ミスを行えば、家族や友達などの周囲の人たちも不幸にします。
周囲の人たちを不幸にしないために、文字のある社会に住む人は勉強をしなければならない義務があるのです。
最後に
正しい判断を続けていけば、おのずと成功者のようになります。行きたい大学に行けて、良い職業に就き、周囲の人から信頼される人になれます。それ以上に、自分の納得のいく人生が送れる可能性が高いです。別に、大学に行かずとも、人から見てよい職業に就かなくてもいいのです。自分が納得できると判断ができているからです。
逆に誤った判断を続けていけば、周囲の人から信頼されず、まともに相手にされない状態になります。そして、人に騙されやすく、場合によっては、犯罪を犯して刑務所に行く可能性が高くなります。そうなれば、自分の納得いく人生を送ったとは思えなくなるでしょう。そうならないためには、「勉強する」しかないのです。
2025/2/22